川で溺れる原因は何なのか?海より事故が多い理由の解説と対策

川の水難事故




これから暑い季節。川や海に涼を求めて行く機会も増えるかと思います。

そして毎年聞かれる川の事故。どうして川で溺れる事故が多いのでしょうか?

川で溺れる原因は何なのか?海の事故より多い理由は何なのか?そして川で溺れないようにする対策も紹介していきます。

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川での水難事故

悲しいニュースは夏のシーズンですと頻繁に聞きますよね。しかし、海へ出かける人と川へ出かける人では、海の方がはるかに多いはず。

水難事故内訳

海6割 川3割 その他1割が発生割合です。この海には、釣りやダイビング、サーフィンなども含まれています。

しかし子供のみの割合になりますと、

川6割 海2割 用水路や池等1割 その他1割と川での割合が増します。

ですので、やはり子供を連れてレジャーに行く時は川は要注意という事になります。海よりも川が危険です!

なぜ川が危険なのか?

いろいろな要素がありますが、一番大きな要因と言われているのが、川底の状態が複雑という事です。

川底の状態が複雑??

海の場合、海水浴など整備された場所で泳ぐ事が多いですが、底は砂である事が多く、海底に関しては安全です。

しかし、川はレジャー用に整備されている事は少なく、自然のままという事が多いです。

川底には大きな石、というより大きな岩、ゴミ、コケ、泥などが蓄積されています。

また川は常に水流があるので、その水流によって岩が削られていて、突然深くなるような場所も多々あります。

海に比べて川の底は危険がいっぱい

この点が海より川での事故が多い一番大きな要因と考えられます。

川底が危険なのは分かったけど、溺れる理由になるかな?
川での水難事故で何か気付く事ない?

被害に遭う方が複数人の事が多いんです。海と比べて川は範囲も狭く、溺れている人を目撃する事が多いでしょう。

目の前で溺れているから、助けに走る!そしてその人も溺れてしまう!というパターンです。

全てのパターンでこれにあたるかは分かりませんが、上記で紹介したように、川底は不規則であり危険です。

川の水流により削られており、見た目では分かりませんが、大きな岩が突然無くなり、深くなる事があります。

また、ぬかるみで体が沈んでしまうほどの場所もあります。

とにかく繰り返しになりますが、川の底は不規則で危険な為、それが原因で沈水してしまう、即ち溺れてしまう事が殆どです。

川での水難事故は被害が複数人が多い理由

上記でも説明しましたが、川は海に比べて範囲が狭く、目の届く範囲内で遊んでいる事が多いでしょう。

目の前でその場面に出くわすわけですから、助けに行きますよね。

人が溺れた場所は同じこと(何か)が起きると覚えておいて下さい
同じこと?どういう事?

上記の通り、川底が問題で沈んだ溺れたんですから、同じようなルートを通ってその場所に行けば、同じことが当然起こります。

例えば、川の底がぬかるみになっていて、体が沈んで行って溺れた場合、助けに行っても、その人も同じくぬかるみで体が沈みます。

3人目が行っても同じことが起きます。これが川の事故で被害が複数になる理由です。

浮くまで待つか、別のルートで向かう!

溺れた人を助けに行くと溺れるという事はよく聞くと思います。

と同時に、溺れた人が浮くまで救助するなという事もよく聞きますね。

これは溺れている人はパニックになっているから、凄まじい力でしがみ付く。その力に耐えきれず救助者も溺れてしまうという点と

上記で紹介したように、溺れた場所は同じような事象が起きるからです。

なので、溺れた人を見た場合も落ち着いて、その人が浮き上がるまで待てば、どう対処すべきか考える時間が与えられます。

しかし、溺れている人を目の当たりにし、浮くまで待てと言われても難しいですよね。急いで救助したい気持ちになるでしょう。

違うルートを通る!

多少救助に時間がかかったとしても、絶対に違うルートを通って下さい。同じルートなら同じことが起きます。必ず!

なので違うルートを通り救助に向かう事が重要になります。

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その他、川での水難事故が多い理由

川は浮きにくい

海は海水です。海水ですと体は浮きやすくなります。また流れも速い為、溺れたからといって浮いて待っているという事は困難になります。

水温が低い

海に比べ川は水温が低いです。水温が低いという事は体が思うように動かなくなります。

その為、ちょっとしたぬかるみや、深みに入ってしまい、急いで立て直そうとしても体が言う事を聞かないという点も海より川が危険な点の一つです。

天候の変化に影響されやすい

海は強い雨が降ったとしても、水流が変わったり水量が変わったりはしませんよね。波も突然高くなる事はありませんよね。

しかし川は違います。急な雨で一気に増水します。一見分からなくても、少しの増水だけでもその水流のパワーは桁違いに上がるので、今まで普通に通れていた場所も足を取られてしまう場合があります。

救助が遅れる

海に比べて川の水難事故の場合は救助が遅れます。海はライフセーバーを常駐させていたり、監視員が配置されています。

しかし、川は違います。監視員がいる事はほぼ無いでしょう。運よくすぐ気付いて対処出来たとしても地理的な問題もあり、救急車等の到着も海に比べて時間がかかります。

川の事故を無くすための対策

じゃあ、川は危険だから遊ばない方がいいのかしら?

もちろんそんな事はありません。しかしという特徴上、ひとたび事故が起こると重大な事故に繋がってしまう事が多いのも事実。

川(海)の特性をしっかり把握する事が重要

1.基本中の基本 天気をしっかりチェックする

少しの天気の変化で一気に増水し水流が変わってしまうのが川。今の天気予報は精度が高いです。雨が降りそうな時間帯は避ける。

また雨雲レーダーなどもしっかりチェックです。そして少しの雨でも降ってきたらすぐに上がる事を徹底

2.立て看板や危険を示す看板等が無いかチェック

河川にはよく立て看板があります。この先危険や、立ち入り禁止などですね。なんで危険なんだろ?と思う事もあるかもしれませんが

看板があるという事はそれなりの理由があります。その場所が水流が強くなりやすい場所だとか、ぬかるみが酷い場所だとか、昔その場所で水難事故があったなど

絶対に無視せずに従って下さい。

3.中州には絶対に行かない

中州

中州は上記のような場所ですね。写真は増水した後ですが、通常陸続きになっているか、周りに水はあるが、歩いて渡れる程度という感じです。

その場所で遊んだりしている場面をよく見ますが、中州は危険です。周りが増水しそこだけ取り残され、陸地に戻ろうにも戻れなくなってしまう場面があります。

4.ライフジャケットの着用

これは子供だけじゃありません。大人もです。川遊びでのライフジャケットの着用は車で言うシートベルトのようなもの、必須です。

川と水難事故は泳ぎが上手い下手は関係ありません。地形や川底、天候などが原因ですから。

調べによると川での水難事故の9割はライフジャケットを着用していれば助かっていたとのデータもあります。

とにかく大人、子供関係無く、格好悪いとか関係なく着用して下さい。これが川遊びをする最低条件と考えましょう。

5.川と海の違いを親が理解しておく

とは言え最終的に守ってあげられるのは大人です。大人が川と海の特性の違いをしっかりと把握しておく必要があります。

海は安全、川は危険というわけではありませんが、海の常識が川の常識にはならない場合もある事を知っておくべきです。

急な深み

これが一番の違いでしょう。急に深くなる部分はあるものだと考えて子供に注意させるべきです。目の届く範囲だから大丈夫というわけでは無く、急な深みはどこでもあり得るという事です。

川の特性をしっかり把握していれば、過度に恐れる事は無いという事です。

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まとめ

夏のシーズンが近づくと水難事故が増えますね。中でも川での事故が多い事に疑問を感じていました。

川で溺れてしまう原因は何なのか?調べていくと、川特有の事象が原因だと分かりました。

川底が不安定である。大きな岩があったり、コケ、泥で滑りやすい。

また水流で削られ突然岩が無くなり、深みにはまる事もある…とにかく川底に原因があります。

その他にも

川は浮きにくい、水温が低い、天候の変化に影響されやすい、救助が遅れるなどが原因です。

正しく遊べば楽しい水遊び。悲しい事故が無くなるよう、この記事が少しでもお役に立てればとお思っています。