新型コロナによる部品調達の遅れ!理由は中国に頼りすぎているから!

部品不足




新型コロナウイルスによる影響で日本メーカー製造業が部品不足に陥っており、現在生産再開がどんどん遅れているメーカーが続出しています。

メーカーの多くは中国から部品を調達している場合が多く、部品の一部が不足する事から生産再開の目処が立っていないというものです。

ここには、中国に頼り過ぎている面も大きく影響しているように感じます。

部品不足

ご存知の通り新型ウイルスにより、中国への人の移動や流通が制限されています。人の移動が制限となると、まず現地で働く人が会社へ行けないという事が発生します。

また現地で働く日本人は、日本へ帰って来ている人が多く、それらの方が中国へ戻る事が出来ません。

中国で働く人は優秀な方が多く、メーカーや工場内でも重要な仕事を任せられており、いわば替えが効きません。それらの人が中国へ帰れないという事態が発生。

流通ストップの方では、例えば日本から部品を送り、中国で組み立てる、中国で組み立てた部品を、また日本に送るという工程があるとします。

日本から中国へ部品を送る事も、加工済みの部品を中国から受け取る事も出来ない事から部品の調達が出来ないのです。

部品の構造

お分かりかと思いますが、一応説明しますと、例えば車を作るとします。その車には何百何千と部品があります

全ての部品を1社で作っているのでは無く、下請け業者が部品類は作っています。下請けと一言で言っても、1次下請けから2次下請け・・・たくさんあり、最終的にはそこら辺の小さな町工場まで関わっています。

何百何千とある部品をいろいろな、会社から調達し最終的に車を作るのですが、当たり前ですが一つでも部品が欠けると車は完成しません

例えば車だった場合、いくつの部品を中国で調達しているのか分かりませんが、中国での部品供給がストップしているから、工場再開が出来ないというわけです。

日本メーカー中国頼りの現状

工場

とにかく現状は中国に頼っている現状があります。

製造業でお金がかかる部分は設備投資人件費です。

製造業では設備にお金をたくさんかけます。当たり前ですが、良い設備は金額も高いし、金額が安い設備はそれなりです。

生産性を上げるには良い機械に頼るのが手っ取り早い

上記で説明した通り、製造業でお金がかかる部分の設備投資にお金をたくさんかけたならば、次に考えるのは、人件費の削減となりますよね。

人件費が格段に安い中国に世界の製造業が集まり出したというわけです。

機械にお金をかけたいから、人にはお金をかけたくないという事ですね。

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メーカーの中国頼りの弊害

中国は確かに製造大国ではあります。でも中国製造業に対してよく言われる言葉があります。

大きいが強くない

中国の製造業は低コストでの労働力が売りですね。その上に、海外企業の大量の進出で、技術力も向上しています。しかし一方で、自主開発力は弱く品質ブランドには問題ありと言えます。

簡単に一言で表せば…中国製は品質が良く無いって事です。もちろん産業によっては日本よりも品質が上の産業もあるかとは思いますが、基本的にはあまり品質はよく無いです。

また、地理的に広くメーカーが集中していない事も問題視されています。

現地調達化が進んでいる

現調化って言葉聞いた事ないでしょうか?現地調達化の略語ですが、現在もこの現地調達化が進んでいます。

分かり易く説明しますと、家を組み立てるAという会社が、中国で家を建てる仕事を請け負っているとします。通常はBという釘作りを専門としている会社から、釘を仕入れ、家を建てていました。

A社はB社より安く釘を仕入れられる中国のC社から釘を調達し、中国国内での現地調達化に成功しまし、安く中国で家を組み立てられるようになりました。

これが現地調達化です。上記は極端な例ですが、こういうパターンはどの業界でも多く存在し、中国にどんどん仕事を持って行かれ、下請け業者がどんどん廃業に追いやられています。

何か中国で問題があり、元々請け負っていた業者に助けてくださいと言っても、その業者は既に廃業していたり、何を今更!!と言われ協力も得られず、結果、部品調達が出来ずに今回のような生産再開遅れに繋がるんです。

日本メーカーは中国頼りから脱却すべき

製造業

製造業では無い我々にもメリットはあります。結局電化製品や車を今の値段で買えるのは、中国に頼っているからという面もあります。

ただ、やはり今回の新型コロナウイルスに限らず、幾度と同じような問題が起き、製造業がストップしている実情。

中国一極集中の弊害だと思います。

中国は人件費が安い常識が崩れつつある

中国へ企業が集中した事により、物価が上昇し、中国国民の生活レベルが上がり、人件費はここ数年で倍にもなっています。

上海の1993年頃の平均賃金は5,650元だったのが、2012年では56,300元とほぼ10倍にもなっています。

日本はその間、約1万円くらいしか上昇していないので、いかに中国の成長ペースが凄いかは分かると思います。

今後も同じようなペースで賃金が上昇していくかどうかは分かりませんが、少なくとも言えるのは、先行きが全く読めないという事です。

ただ今後も暫くは賃金上昇は続ける見通しでもある事から、日本企業が中国での製造に拘る必要がどんどん薄れている状況なんです。

問題の多い中国から、リスク軽減の為にも日本での生産比率を上げるべき!

まとめ

新型肺炎による、部品不足が深刻で、各メーカーは工場生産再開が遅れています。その理由には、日本メーカーの中国頼りが要因として挙げられます。

リスク軽減の為にも、また日本の技術力を上げるためにも、これを機会に日本国内での調達比率を上げるべき!と声を大にして言いたいです。

生産再開が遅れると私達の生活にも大きな影響があります。

注文していた車が納品されない、欲しい電化製品が届かないなどにならないよう、早期の生産再開を希望します。