判決は求刑より軽いのはなぜ?法律で決められているから?

判決が求刑より軽くなる理由




そういう”慣例”的な事を抜きにして考えても、判決が軽くなるのはある程度納得行きます。

求刑は検察側が出すという事は分かってもらえたと思いますが、検察側はいわば犯人に対して敵対するような形です。

そして弁護側はその逆の立場と言えますね。なるべく犯人の刑を軽くしたいのが弁護側。

刑を重くして欲しい検察側と、刑を軽くしたい弁護側の主張(適正だと思う刑期)は違うのは当然ですよね。

そして、その双方の意見を聞いて判決を下す、いわば第3者である裁判官の意見が違うのも納得は行きます。

各主張者の立場が色濃く反映された求刑に対し、中立な立場の裁判官が下す判決は検察側の立場を反映した求刑よりは軽くなるのは当然と言えば当然ですね。

求刑より軽くなった理由を説明する必要も無い

裁判

衝撃的な事件であれば、あるほど求刑よりも判決が軽くなる事に対して、なんで??と思いますよね。

例えば今回の野田市の事件でも求刑18年に対し、判決16年と2年短くなりました。そもそも18年でも短いとは思いますが、その点は置いておきまして・・・

2年短くなった理由を説明しろ!

との意見もよく見られます。が、説明した通り、検察の求刑には何の効力もありません。検察の立場を色濃く反映した希望刑期とも言えます。

中立の立場の裁判官が双方の意見を総合的に判断し、刑期を決定するわけなので、本来ならば求刑は行わなくても良いのです。

双方の意見を聞く上で、これぐらいにしてくれ!!って希望を聞いているに過ぎません。

なので裁判官は求刑よりも2年間短くしたのでは無く、自分の判断でその年数の刑期にしたのです。

2年短くした理由を説明しろと言われても、そもそもの求刑が重すぎる刑期を求刑されていて、第三者の裁判官は法に則り下しただけなので、説明のしようも無いというが現実でしょう。

とは言え・・・求刑のだいたい2割ほど引いた刑期になるのが慣例化しているので、やはり検察の求刑がある程度の判断材料になっているのは間違え無いと思います。

スポンサーリンク

 

まとめ

裁判での判決が求刑よりも軽くなる理由について説明してきました。

もちろん軽くなるように法律で決まっているわけではありません。

①求刑はあくまで検察側の立場からのもの

②判決は第三者の裁判官が出すもの

お互いの立場の違いがあるので、厳罰にしたい検察側の求刑と、中立な裁判官では刑期に乖離は出てくる。

概ね、求刑よりも2割ほど軽くなったものが判決になるというのが慣例化しているのは事実のようで、そこをあらかじめ計算した上で、重めの求刑を検察側は行っているようです。

となると、重めの求刑よりも軽くなる事が多いのは当然とも言えますし、重めに求めている求刑よりも、重くなることは稀なケースと言えます。